高校の時に読んだヒトラー
悪役のキャラ立てや思想なんかのため、本を読んだりすることがあります。
その中で、特に印象に残っているのが
高校の時に知らずに読んだ、ドイツ文化の本なんですけど。
タイトルも失念したんですが、その内容があまりにエキセントリックだったため、
今でも覚えています。

タイトルを失念した理由は、本当にどこにでもありそうな
ドイツ文化における×× みたいな普通すぎるタイトルで、
印象に残らなかったんですが、中身はびっくりだったんですね。

ヒトラーとナチズムについての本だったんです。

まあこれ一冊読めば、ヒトラーとかどうでもいいから、になる本だとは思います。


ヒトラーというよりも、当時のドイツのナチズムの異常性について
色々印象に残ることがあって

覚えている限りでは

・生物は全てアーリア系とユダヤ系に別れる
そしてアーリア系の動物は美しい声で鳴き
ユダヤ系の動物は汚い声で鳴く

・ユダヤ人を匿ったか加担したという件における裁判で
でっち上げと捏造がばれて原告ではなく被告側が
原告を袋叩きにする

などなどなど、なんでそんなことになってるのと思ったら
とにかくアーリア人はアーリア人としかつきあえない訳ですから、

日本人もアーリア人じゃないと辻褄会わないということになったらしく

日本人の祖先はアイヌ人であると言い出して←

アイヌ人の祖先はアーリア人であると言い出して←

だから日本人はアーリア人であると言い出した。

のですよ、ナチズムはと紹介する本でした。




あまりに素っ頓狂な事を真剣な論調で書いているため、凄くシュールな感じで
思わず高校のクラスかクラブかで、変な本読んだと紹介した事はあります。


それで、真面目に学術っぽく書いているとしても、本のタイトルに惑わされずに
自分で考えるための訓練にはなったかなあと思んですけどね。


いずれ今でも覚えているぐらい不思議な印象を残す本なので、
悪役とかの異常性を出すためにはこれぐらい振り切らなければいけないのかとも思います。

まあ好きか嫌いかというと

あんまり好きではないですね。
トラックバックURL
トラックバック一覧
コメント一覧
コメント投稿

名前

URL

メッセージ

- CafeLog -